一生黒歴史

俳優オタクのメモ書きです。

青学vs氷帝ライビュ行ったら古田さんのリョーマが大好きになって帰ってきました。

フォロワーさんが不動峰のときから凄く推してた8代目が卒業すると聞いて、ライビュを観に行ってきました。一応当日引換券チャレンジしたんですけど秒殺だったのですごいなと思いました。
本当は東京公演を観に行きたかったけどママ僕に毎日行っていたのと9月の赤澤さんがイベント王子と化してしまって重なるチケット抽選でシンプルにお金がなくて行けなかった。本当にあのとき行っておけばよかった。失態です。


どうしよう。私凄く古田一紀さんのリョーマが好みでした。歴代で1番好きかもしれない。
​事前知識として不動峰から全部DVDで拝見していたのですが本当に良いです。

比べるものではないですがやはり先代のおごえさんの積み上げたものが大きくそれを踏まえての3rdシーズンだと思ったので小越さんのことも交えて進めていきたいと思います。
なんか先代の小越さんは居るだけで凄く華があるというか、モーゼの如く彼が通れば道が開く感じがするんですけど、古田さんにそれがあるかと言われるとないと思うんです。でも、このオーラがあることがイコール魅力なのではなくて、それをストレートに魅力につなげる小越さんは凄いし、ないイコール魅力がないというわけではないです。そこが個性でありたくさんの方が同じ役を演じる素晴らしさだなと思います。
例えば古田さんのInstagramとかみてると、本人がちょっとひょうきんで変な人な感じがしたり、オタクな感じがしたり親近感がとにかく湧くんです。多分お人柄としてもそんな方で、素材は多分小越勇輝と同格もしくはそれ以上なのに、パーソナル性として小越さんに比べたら素朴というか、普通の人に近いと思うんです。なのに舞台上では、ステージの真ん中が空いていたらそこに立つのは彼しかいないと思えるというか、思わされる、そんな越前リョーマに圧倒されました。これは並大抵の努力じゃないと思いました。小越さんのあの謎の説得力とはまた違う、猛烈に完成度の高いどこまでも越前リョーマ越前リョーマ。彼が掴み取ったリョーマ。本当に凄いし、ぐっとくるものが多すぎて語彙力が追いつきません。こんなリョーマのレパートリーがまだあったかと。モーゼの如く真ん中への道が必然と見えるリョーマというよりかは、ずっと昔から真ん中にいた気がするような、その位置は凄く前から彼のためにあったような​そんな感じのリョーマだなと感じました。
努力によって掴みとられて実現されたこのリョーマの集大成を観て、彼は確かに華を持っていて、だから3rdシーズンの青学8代目の越前リョーマとして選ばれたんだとただただ納得するしかありませんでした。古田さんもリョーマくんと遠いように思えて、やっぱり凄く近いんじゃないかと思いました。今までのテニミュ歴代リョーマくんもみんなそれぞれ色んな点でリョーマくんとの共通点があって、寄り添って来たんだなという事に凄い感動しました。その少しずつ寄り添い方の違いや共有している部分の違いがそれぞれのリョーマに鮮やかに反映されていて、本当に素敵です。
表現力もとても豊かで、純粋にまっすぐに色んなものを吸収していく越前リョーマくん中学一年生がすごくキラキラ輝いて見えました。生意気なシーンは思いっきり生意気に、楽しそうなシーンは思いっきり楽しそうに、特に感情が溢れていて良かったのは手塚先輩に「負けんな」と言うシーン。本当に良かったです。泣きました。手塚部長の背中をまっすぐに追いかけていた彼だからこそ、この凄まじい試合に何も感じないわけがない。それでも「負けんな」と言い残して負けた場合のアップに向かう。そのセリフ回しや小さな背中が凄く良かったです。あの部長に対する「はい」の重みが凄い。そしてテニスをするときに何よりも楽しそうなのが、テニスの天才少年って感じがしてワクワクしてしまいました。古田さんは言葉で語るのが凄く上手な役者さんですね!

不動峰の幕が開けた時からもうあの場のリョーマは彼のものでしかなくて、相当なプレッシャーを抱えてらっしゃったであろうに板の上ではものともしていないようにしか観えなくて、本当に圧倒です。
そんな彼は最後の挨拶だって自分の番は「俺は泣きません」なんて笑って見せて、他のキャストさんの挨拶のときに時々泣きそうな顔をして、本当に素敵な人だと思いました。
不動峰のときにあまり会場が埋まらないことが多かったという話を聞いていたので、今、自分たちの卒業公演が当日券に800人以上並んでほとんどの人が外れてしまうようなくらい満席で、たくさんのライブビューイング会場も満席で満場一致の拍手で会場に負けない盛り上がりで、そんな多くの人が見ているステージの上にたつ彼らの目は、会場を遠くまでを見ているようで、涙で少しキラキラしていて、凄く嬉しそうで、とにもかくにもキラキラした達成感が伝わってきて、何の悔いもないような晴れやかな顔で深く深くお辞儀をしていたの印象的でした。
みんなお辞儀をしたときに泣きそうな顔になってバッと顔をあげている印象だったので、人は下を向くと泣きそうになるのかもしれないな。と思いました。だから前を向いて、上を向いて笑っていてほしいなと思いました!彼らの笑顔が大好きだなぁという気持ちになりました。
 
「新たな時の流れが押し寄せてくる」「新しい波 ニューウェーブ」最初の方は彼ら自身のことだなと思ってみていたのに今となっては卒業を目前にして次の青学のことを歌っているように聞こえて、「お前も一緒に行こう」って手を取り合っていくイメージだったけど次の世界へ手を引かれていくようなイメージに感じた。その手はいつか離れてしまうためにあったかのような。はじまりの歌だったはずなのにいつの間にか次の時代に送り出してゆく別れの歌になっていて、わけわからんです。これは意図して作られたものなのかもしれないけどなんかもう天才かよ。国民栄誉賞を個人的に贈りたいです。(個人的に贈る国民栄誉賞とは)

 

SNSではいろいろバッシングもあった代で、「プロ意識」がどうのこうのって凄く言われていたけど、確かに芸能人という意味ではボロがですぎたのかもしれないけど役者さんとしては生半可な気持ちじゃこんな完成度のものをこんなに長い期間出来ないと思うんです。彼らは私たちがお金を払うに値するものを充分に、むしろチケット代に対して彼らのパフォーマンスが勿体無いくらいに思えるそんな素敵な時間を買わせてくれました。ステージに立つ仕事ってすごいなと思います。


代が変わるごとに「期待以上」「期待通り」とかではなく、私たちの期待に対して予想だにしない切り口から「​いやまさかそんな風に来るなんて聞いてないです!!!​」ってなるのがテニミュの凄いところだなって思います。


ずっと「またね」と言っていた古田さんが、予告通り「バイバイ」と去っていく姿が本当に寂しかったとフォロワーさんは熱弁していました。本当に今までの「またね」も最高に素敵だしそんな彼の「バイバイ」の寂しさは計り知れない。さっきから感極まってブログ書きながらちょっと泣いてるけど今電車なんですよね。学校帰りに山の手線半周しながら正直な若干泣いてるのを隠して書いてます。だからそろそろ締めますね。
一言で言えば「めっちゃ良かった」で終わってしまうけれど、ここがああいう風に良かった、あのシーンがこんな風だったのがこう感じたって話し出したら本当に止まらなくて、もうBlu-ray発売日に引き取りにいく未来が見えます。


とりあえず感極まって古田さんへの熱い気持ちと卒業公演としての感想を書き殴ったけどあとで絶対卒業公演としての感想ではなく青学vs氷帝千秋楽としての感想をかき殴りたい見に行けて本当に良かった。

 

シャカリキファイトぶんぶん!